毎週更新!健康コラム

四十肩・五十肩

 腕、肩の痛みになやまされることはありませんか?


 私は二児の父なのですが、最近腕の痛みが取れなくなっていることに気づきました。

原因と思われるのは子どもの抱っこです。

子供を左手で抱っこしたまま、右手で用事を済ませることが多く、気が付いた時には左肩がズキズキ痛んで止まらなくなっていました。

こういう時に考えられるのは、疲労痛・関節の炎症、といったことです。

だいたい安静にして、湿布でも貼っておけば歳月とともに治るはず・・。
と思っていたら、いつまでたっても痛みが引きません。

治ったかな?と思って油断していると、また痛みがぶり返すという始末です。

これは他に原因があるのかも、と思って思い当たったのが四十肩・五十肩とういもの。

加齢による痛みというのは認めたくないものですが、今回は四十肩五十肩について考えてみましょう。

 

 そもそも四十肩・五十肩とは。


これはそのくらいの年齢になると肩回りも衰え、この年代に症状が現れることが多いことからそう呼ばれます。

腕を上げようとしても上げられない。上げにくい。
痛みが走る。
そして肩の痛みが背中や首などに伝染していく、といったことが主な症状です。


肩回りの筋肉が炎症を起こし、可動域が狭くなることが痛みの元。
正確には肩関節周囲炎といます。

疲れが取れないことや、だるく感じることもその症状のひとつなのです。


具体的な対処法としては冷やさないこと。
そもそもが肉体の衰えから来ているので、万能な対処法は見つかりにくいのが現状です。

ただ、肩回りが鈍くなって可動域が狭くなることが主な症状なので、少しずつでも動かせるようになればいいのです。

痛みが激しい場合は炎症を起こしているサインですので、それを押さえるようにしてみましょう。

 医師の指導に従い、炎症を抑える湿布などを処方してもらうのが近道です。


そのうえで、マッサージやトレーニングなどを重ねて対応するのがいいでしょう。

ようは関節の動きが阻害されて「動かしにくい」ことが「四十肩・五十肩」ですので、テーピングやサポーターで補助するものも有効です。

テーピングやサポーターには、動かしてはいけないものを動かさないというメリットもあります。

自分自身が若いころのように体が動かなかったり、無理がきかなくなったり、回復が遅いことを自覚するのはつらいことです。

でも、自分の衰えを観察することで見えてる来る新しい境地もあるのではないでしょうか。


動かないことや回復しにくいのを嘆くだけでなく、できる範囲でやれることを探すこと、やれることに感謝することで新しい体の使い方も見えてくることと思います。