股関節痛を訴える方は少なくありません。

特に 女性に多い 傾向が見られ、日常生活の中で少しずつ痛みが蓄積されていることが原因の一つと考えられます。

年齢による筋力の低下、柔軟性の欠如、そしてスポーツなどでの酷使が代表的な原因です。

また、無理なストレッチや間違ったストレッチ方法で 股関節を痛めるケース も少なくありません。

でも、体を柔軟に保つために ストレッチや運動はとても良い事ですが、正しい方法で行わないと逆効果になることもあります。

特に股関節を広げるストレッチは、痛みが出る場合は無理をせず、体と相談しながら 行うことが重要です。

股関節は重要度の高い関節なので、一度痛めると足や腰にまで影響が広がるため、慎重に取り組む必要があります。

そもそも股関節ってどういう関節なのでしょうか。

股関節とは、「腰」と「足」をつなぐ重要な関節 です。

具体的には、大腿骨（太ももの骨）と骨盤（腰の骨）をつなぐ「球関節」と呼ばれる構造で成り立っています。
球関節というのは肩と同じで、色んな方向に動く、動ける関節なんですね。

股関節は人体の中でも 非常に可動域が広い関節 であり、「歩く」「座る」「立つ」といった基本的な動作を支えています。

このように重要な働きを担うため、股関節は 日常生活で大きな負担 を受けやすい部分でもあります。

股関節が痛むと、日常の動作に支障をきたし、一気に生活がしづらくなります。

人間は二本の足でバランスを取ることを基本としていますが、二本足の構造は三脚のような安定感がないため、バランスが崩れやすいのが特徴です。

さらに、体のどこか一部を怪我した際、自然とその部位をかばうことで別の部分に負担がかかることがあります。

たとえば、肩こりがひどい方は無意識に姿勢が崩れ、股関節にも負荷がかかる ケースが少なくありません。

体は一つのユニットとしてバランスを取ろうとしますが、股関節の部分でトラブルが生じると必ず他に影響が行きます。

股関節に痛みを感じたら、それは股関節だけでなく 体全体のバランスの崩れ が原因である可能性も考えられます。

つまり、股関節の痛みがある方は、そのうち良くなるだろうと、甘く見ていたら中々危険なわけなんですね。