症例紹介:左膝の痛みの改善
患者様プロフィール:Aさん
性別: 女性
年齢: 54歳
職業: 看護師
初回時の状態
Aさんは3カ月前から左膝に痛みを感じ始め、特に階段を降りるときに辛さを感じていました。正座をしてもらうと、一応はできるのですが痛みはあるとのこと。
初回時の問診と検査
Aさんは看護師として働いており、仕事で立ちっぱなし、または歩き回ることが多かったようです。膝の痛みは仕事にも影響を及ぼし、パフォーマンスや集中力に悪影響を及ぼすことに悩んでいました。
また、何年か前にも同じように痛くなったこともあったとのこと。
検査では、膝の弾発検査(※注1)を行い右膝にはない関節の硬さを感じました。
ちなみに、Aさんはお勤めの病院でレントゲンを取られていて、特に異常はないと言われたとの事。
注1 弾発検査というのは
【施術内容と経過】
1回目の施術
初回では、Aさんの歩行や立ち姿勢を観察し、左膝の動きと関連する筋膜をリリースして骨盤から下の関節矯正を行いました。大腿直筋、ハムストリングス、膝窩筋は特に強い緊張を感じたので筋膜リリースを行いました。また、膝関節は曲げ伸ばしは出来ているのですが左右差で比べた硬さがあるので、関節矯正の手法を用いて軽く調整。
2~4回目の施術(1週間おきのペース)
Aさんの膝の痛みが少し軽減されたものの、まだ完全ではないとのこと。この段階では、膝関節のさらなる調整と、歩行時にスムーズな足運びができるよう股関節や足首の関節も念入りに矯正しました。4回目の施術で、Aさんは階段を降りる際の痛みが軽くなってきたと報告されました。
5~8回目の施術(2週間ごとのペース)
この段階で、Aさんは職場の階段も前のような痛みが無く昇り降りができるようになったよ!とのこと。関節の微調整を続けながら、脚全体の筋肉バランスと関節の動きを整える施術を進めました。さらに、Aさんの歩行姿勢についてアドバイスし、膝への負担を減らす歩き方を指導しました。
9回目の施術(10回目から3週間後)
Aさんはこの時点で、左膝の痛みがほぼ改善しており、階段の昇降もスムーズにできるようになっていました。普段から左足に体重を乗せて立つ癖もあるため、日常生活での姿勢や動作に注意を払うことの重要性を説明して終わりにしました。
Aさんは症状の改善を経て、また仕事を頑張れると喜ばれている様子でした。
彼女から頂いた感想は以下のようなものでした。
「立花カイロさんに来る前、膝の痛みで毎日が辛く、階段を下りるのも一苦労でした。しかし、先生が丁寧に話を聞いてくれ、私の状態を理解してくださったことで安心感が湧いてきました。
数回の施術で徐々に痛みが和らぎ、日常生活が楽になりました。先生が全身のバランスを見てくれ、関連する部位の調整も行ってくれたのが良かったです。また、セルフケアのアドバイスも非常に参考になりました。」